船長レイプ


「おかしら、いい恰好ですね」
昨日までは、昨日までは彼女の命令に忠実に従ってきた男たちが突如反旗を翻した。
すべては、彼女が弱みを見せたのが原因だ。
悪名高きアルビオンの私掠船団との海戦の後、部下たちについ気を許し、無礼講の宴会に参加したのが発端だ。部下たちの勧めに、一杯だけと受けた杯に薬が盛られていようとは彼女も想像もしなかった。一服盛られたと気付いた時にはすでに遅く、眠りに落ちる精神をもはやどうすることもできなかった。
次に彼女が気付いたときには、彼女は船倉の奥、船の最下層の太い柱に後ろ手に縛りつけられていた。
「・・・なんのつもりだ?」
このならず者たちを女の身でいままで従わせてきた女船長の精一杯の凄味と威厳をもたせて、彼女は静かに部下たちに問うた。
本来なら、これだけで抜き身の刃と同じ恫喝をもたらす彼女の脅しも、しかし今の状況では通用しなかった。
彼女がこの船の船長である証の帽子と、革のチョッキこそはそのままであったが、白いブラウスの胸元は大きく開かれ、彼女の、見事な乳房が惜しげもなくさらしものにされている。そして海賊などやる女にはふさわしからぬ華奢なウエストと腰骨の張った腰、そして髪と同じエメラルド色の産毛を生やした股間から、しなやかに伸びる二本の足までは一糸まとわぬ姿で男たちの前にあった。
しかも後ろに縛られた手の位置は低く、両の足首も柱から離した床に固定され、彼女はその股間を、男たちの方に突き出す姿勢を余儀なくされていた。そして左右の足が大きく開かれ、その付け根にある柔らかい割れ目は半開きに口を開き、艶やかな秘肉をかすかにのぞかせていた。

「こんな状況で凄んでみても滑稽なだけですぜ。おかしら」
昨日までは副長を務めていたアイパッチの大男が、傷だらけのごつい指をその柔らかな空洞に強引にねじりこむ。両手首両足首を固定され、あがらおうにも彼女には腰をゆすることしかできない。
「やめろ。・・・今ならまだ、なかったことにしてやるぞ」
できるだけ不安を抑えるよう、努めて静かに、彼女は男に語りかけた。冷静に、できるだけ自分に余裕がある様に見せようと。しかし実際には彼女の声にはかすかな震えが混じってくる。
ほんの昨日まで、女の身でありながら彼らの上に君臨してきた彼女の、万一の反撃に恐れを抱いていた他の男たちも、副長の態度と彼女のおびえに余裕を見たのか、ゆっくりと彼女のそばに近づき、その体に手を触れる。しなやかな筋肉を内に秘めながらも、その体は歴戦の女戦士とはとても見えぬほど柔らかく、しなやかで、そして、美しかった。
無数の手が彼女の肌をなで上げ、胸をもみしだき、乳首と、股間の敏感な芽をつまみ、擦りあげた。無論それは彼女を喜ばせようとしての動きなどではなく、男たちが彼ら自身の欲望のために、美貌の女エルフを玩具にしようとしての行為である。
それが証拠に男たちの手の動きにやさしさは微塵もなく、揉み擦られ、ひねりあげられ、彼女の褐色の肌は見る間に赤黒く染まっていく。
柱に手首を、床に足を、それぞれ固定された彼女はちょうどブリッジのような形で、その体にのしかかってくる男たちの体を支えねばならなかった。加えて男たちの責めに対し、その体をろくにくねらせることもできず、ただただその屈辱に耐えねばならなかった。
やがて男たちの責めは指から舌に移行し、彼女の体をなめまわし、胸と秘肉を吸い、歯を立てる。そしてその責めが当然の権利のように彼ら自身の性器を用いたものにエスカレートするまでに、さほどの時間はかからなかった。
「や、やめろぉ・・・」
女船長の口から弱々しい呻きが零れる。無論そんな言葉に何の力もない。
まず口に、喰い千切られないよう、金属のリングを歯に噛ませると、男たちは身をくねらせ、精一杯の抵抗を続ける彼女を嘲笑うが如く、その凶器を彼女の穴という穴につきたてた。
「あががぁ!・・・むぐっ!」
口のものはいきなり喉の奥まで。一方、膣と肛門に突き立てられたものは、彼女をなぶるがごとく先端だけ。それがむりむりと、ゆっくり彼女を貫いていく。
「むー!むー!」
顎と膣と肛門の括約筋に力を込め、必死に抵抗をはかるが、口は既に金属のリングで封じられ、膣と肛門もまた、炎症を防ぐため、彼女の意思とは全く関わりなく分泌される体液のため滑りが増し、男たちの進入を阻止することなど微塵も叶わなかった。
「むむー!」
遂に孤高の女海賊のプライドも陥落する。
あまりの屈辱と惨めさに、アメジストの瞳から涙が零れる。
しかしそんな彼女を哀れむ男はここには一人もいなかった。
男たちは彼女の意思などいっさい無視して、いや、むしろその屈辱に悶える姿を楽しむが如く順々に彼女を犯し続けた。

どのくらいの時間が経ったであろうか。喉の奥を埋められる息苦しさと、微塵の愛もない相手に勝手に敏感な粘膜を擦られる複雑な感覚に意識が混濁しようとしていたそのとき、やっと彼女の体に群がる男たちはその責めを休め、彼女に声を掛けてきた。
「気分は如何ですか、おかしら。
・・・ずいぶんサービスしたつもりなんですけどね」
にやにやと、心底彼女を嘲った笑みを浮かべ、副長が問う。
一体、何故ここまで嫌われるのであろうか。
自分は今まで、ここまでされるほどの非道を部下たちにしてきたのだろうか。
屈辱と怒りのなかに、一抹の悲しみを覚えつつも彼女は毅然とした眼光を男たちに投げかけた。
「これで満足しただろう・・・さぁ、私を放せ!」
「ご冗談を!おかしら、俺たちを許してくれるんですか?
そんなわけないでしょう。
おかしら放したら俺たちが殺されちまう。・・・一生そのまま、
俺たちが飼ってやるから安心してチンポしゃぶりな!」
死刑宣告にも似た男の言葉と、そのあとに続く元、部下たちの嘲笑が船倉にこだまする。
「あんたが人間の言葉喋れるのはこれが最後さ。明日からは一日中休みなしで犯したおしてやるよ。楽しみだろ、おい」

男の予告どおり、翌日から彼女は、それこそ夜も休まされずに犯し続けられた。
それも女を犯すというなぶられかたではなしに、たいていが便所で用をたすがごとくである。
無論、副長を始め一部の男は彼女を執拗になぶり、そのプライドを破壊しようとでもいうのか、実に様々な手段で彼女の体を責めたてた。百人を越える船員たちが交代で彼女の体に群がっていく。
そんな生活の中で彼女の体に徐々に変化が現れた。
その感覚を快楽と身を任せられるようになったのではない。
連日のレイプに、発狂したという訳でもない。
無論、疲労と憔悴に、死ぬことがかなったのでもない。
華奢な体のわりに、極めて強靱な肉体と、そしてさらに強靱な精神が逆に災いして、彼女にそんな安息は決しておとずれなかった。
かわりに訪れた肉体の変化とは、連日のレイプの結果としては至極当然、訪れ得るもの。
そう。妊娠であった。
「おや・・・はは!腹が膨らんできやがったぜ!このアマ!」
驚くほど細いウエストと、全く無駄な肉のない彼女の腹部は、まだ監禁三月と経たぬというのに、すでにそれと分かるほど膨らんできていた。
今までそうとは考えないようにしてきた彼女の表情に、今までは無かった恐怖の色が浮かぶ。だが三ヵ月と経たずにこの膨らみ具合は・・・異常である。
腰を突き出す形で固定された彼女の体が、微かに恐怖で震える。
忘れたかった記憶が蘇る。
かつて彼女は、ある男の手で今と同じように囚われ、様々な責めにさらされてきた時期があった。男はその楽しみのために彼女の体に様々な改造を施し、彼女の苦しむ姿を堪能した。そんな改造の一つに、彼女の生殖機能の強化もあった。普通、妊娠中は排卵が抑制され、一部の例外を除いて二重三重妊娠を起こすことはない。
だが彼女はその際の改造によりこの排卵の抑制機能を破壊され、妊娠中であろうと変わらぬ排卵が引き起こされているだ。
そこにこの連日の責め。
つまり一見、妊娠三ヵ月の状態の彼女の子宮の中には、ほぼ間違いなく他に、二ヵ月と一ヵ月の胎児がおり、そして恐らくは今一つの受精卵が息づいているはずなのだ。今はまだいい。しかし四ヵ月、五ヵ月と時間が過ぎていけば・・・。
恐ろしい想像に、さしもの彼女も色を失う。
・・・逃げなければ・・・。
復讐よりも何よりも、まずは逃げることが先である。
今に復讐どころか逃亡、いや、身動きすらままならぬ破局の日が来ることが約束された体なのだ。
・・・いつか奴らの隙を突くために・・・
彼女は、脱走のチャンスを狙うため、一切の抵抗を止め、男たちに奉仕し、その隙をうかがうことに決めた。
次に副長が彼女を責めに来たとき、彼女は心のなかで血の涙を流しつつ、彼に媚び、哀願し、全身を使っての奉仕をさせてくれと望んだ。
無論そんな豹変が簡単に信じられる訳はない。
副長は彼女を開放することはせずに、そんな彼女の態度に侮蔑の言葉を投げた。
だが次も、その次も絶世の美貌を誇る女海賊は淫婦のように哀願を続ける。

さらに一月ほどがすぎたであろうか。
妊娠、僅か四ヵ月目にして彼女の腹部は既に臨月の妊婦ほどにも迫り出し、その姿勢での緊縛はますます苦痛なものとなりつつあった。
彼女も、半ば諦めつつも、今がまだしも動ける最後の機会と、必死に開放を求めて哀願する。
彼女を喜ばせるためではなく、昼夜問わず責めたてるための張り型を股間に挿入され、身をよじるたびに秘肉を擦る人造ペニスの感覚に脳を痺れさせ、半開きの唇から喘ぐように哀願する、そんな彼女の態度に、征服者としての余裕とその体では何もできまいという侮りから、副長はついに彼女の縛めを解き放った。
──チャンス!
媚態を浮かべる美貌が一転して、かつての雌豹の峻厳さを取り戻す。
四ヵ月もの監禁拘束に衰弱し、強張った四肢に鞭打ちつつも男たちを打ち倒す。
この体でこの動きを見せるとは、副長が警戒するのも無理からぬ話である。
部屋のすみのサーベルと盾を手につかむと、とにかくこの船倉から逃げ出す。

──ぎちっ!
走る、足を動かす度に股間の極太の張り型が苦痛の混じった複雑な感覚を生み出す。
だが回りは全て敵だ。足を止め、張り型を押さえつける貞操帯を切り裂いてこの張り型を抜き捨てる余裕は今はない。かつての部下たちの追撃をかわし、狭い通路で巧みに身を翻しつつも唯一自分が安心できる船長室へと逃げ込む。
「あうぅぅぅ・・・・」
魔法で自分以外の人間の侵入を防いだ扉を抜け、扉を背にやっと一息つく。
痺れるような感覚に思わず失禁しつつ、肩で息をし、何とか落ち着きをとりもどす。
そして、震える手を進め、その貞操帯と彼女自身の隙間に剣先を差し入れる。
火照った秘肉に、刃の鋼が痛いほどに冷たい。
帯を切り開こうと、恐る恐る刃を起こす。
──にちゅ。
しかし刃は帯を切り開かず、逆に剣先を彼女自身の中に滑り込ませる結果となった。
ただの革の帯ではない。鎖が仕込んであったのであろう。
思わず上げかけた絶叫を呑み込み、さらに慎重に刃を引き抜く。
そして、そんな自分の姿の情けなさ、無様さに思わずすすり泣きを漏らす。
「なんで・・・なんであたしがこんな目にあわなきゃいけないのぉ・・・」
今まで気丈に耐えてきた神経の糸が、一人になってついに切れたのか。
しかしそんな彼女に追い打ちをかけるかのように、彼女の背の扉が大きな音をたてる。
慌てて女海賊の顔に戻った彼女は、張り型を外すことを取り敢えずは諦めると、船長室から小型のボートまでの逃走を思いやった。
いつもの彼女にならなんの苦もない行動であったが、肉体の衰弱と、何よりこの腹と張り型をしこまれてのこの状況では無謀のきわみである。
かといってこのままここに立てこもることもできないし、ましてや投降して再び男たちの性の便所とされるのは死んでも嫌である。
無謀であろうとなんであろうと、この船から逃げるためには何としてもボートをおさえる必要がある。
意を決して軽く屈伸を行う。体を動かすたび腰に痺れが走るがやもうえない。
体をなんとかやわらげると、彼女はこのハンデを埋めるため、船上では無謀と思いつつも、めったに身につけることのない鎧に手を伸ばした。
彼女がまだ陸の傭兵だったころから彼女の身を守ってくれてきた愛用の甲冑。
海賊となった今は、おそらく二度と使うことはあるまいと思いつつも手放すことの出来なかった愛着の品だ。
手早く具足と首鎧を身につけ、胴鎧に手を掛け、思い止まる。この腹で、胴鎧が身につけられるはずがない。
やむを得ず、胴鎧はあきらめ、胸当てに手を伸ばした。
(・・・まさか・・・)
胸当てすらも身に付けられない。
大きく膨らんだ胸が、胸当ての中に納まらないのだ。
落ちついて、しかし強引に、胸当ての革ベルトを首と背にまわす。
そして、無理にベルトを引き絞り、何とか胸当てを固定する。
胸当ての脇から柔肉がはみ出し、鋼の圧迫に乳汁が漏れだす。
白い汁が乳房の隙間を流れ落ち、大きくせりだした腹から腰へとしたたり落ちる。
もともと部族単位での生活を送るエルフ族は、子育てもまた、通常は部族単位の作業として行うことが多い。そのため、成熟したエルフの娘は妊娠の有無にかかわらず乳腺が発達し、必要に応じて、つまり胸、乳首への刺激によって乳が溜まり、子らに授乳することができるのだ。
彼女もまた、長い監禁生活の凌辱で母乳が限界まで溜まっていたところ、ここで搾りだす形となって乳が溢れ出たのだ。
本来、愛すべき子供に与えるべき母乳のはずなのに・・・。
その不快感に、ますます屈辱と悲しさがこみ上げてくる。
だが、ここで屈すれば、今まであがいてきたことがすべて無駄になる。
彼女は意を決し、腕甲、小手を身につけると、扉の影にひそみ、戸の掛け金を外した。

今まで、扉に体当たりを続けていた男が、次のタックルで勢い余って中に転がり込む。
同時に室内に踊りこんだ三人の頸を断ち切り、彼女は甲板に踊りだす。
鋼板を仕込んだ海賊帽と、海賊には不似合いな鋼の甲冑を四肢にまといつつも、大きく張り出た腹を衆目にさらし、胸当ての端から乳房をはみ出させた、なんとも煽情的な姿で、彼女は剣を構えた。そして何より、仕込み革のT字帯越しにもそれと分かる、秘唇を責める巨大な、大人の腕ほどもある張り型が、煽情的というより痛々しくすら感じられた。そんな彼女の姿に、海賊たちが野卑た、嘲りの言葉を投げかける。
当然であろう。彼女の痛々しくも無様な姿は、先程一瞬で三人を殺した手際を忘れさせるに充分な、ひ弱で無力な、生贄台の乙女の最期のあがきほどの弱々しさしか持っていなかった。その痛々しさが、手負いの雌豹の痛々しさだと気付いた者が、果たして何人いたであろうか。
「あくまでヤる気ですかい、船長」
アイパッチの副長が小さく呟く。彼女を取り巻くならず者たちが、なぶるように、余裕をもって剣を降り下ろす。
女エルフはそれを、身重の身には想像もつかぬほど巧みな運足でさばき、巧みに間合いを操る。だがその運足、体捌きは同時に、彼女の秘唇を責める命無き張り型にも変幻自在の動きと生命を与える結果になる。
巨大なそれが彼女自身を責め、擦り、ひねり、突き上げる。
その度に腰がじんじんとしびれ、膝ががくがくと力を失いそうになる。
長い監禁生活の内に彼女の体は、彼女の意思とは関わりなく、性的な刺激に対し防衛的に働くように変化してしまっていた。すなわち、炎症を防ぐため愛液を分泌し、緊張を解きほぐすため快楽を蓄積し、脳の中に快楽物質を放出する。
責めに対して快楽中枢が連動して働く経路が、開発されてしまっていたのだ。
「あぐ・・・」
眼前の敵とともに、長い監禁生活に屈し、彼女を裏切った肉体とも戦いつつ、彼女は次の敵を切り捨てる。頸、手足の腱など、さほどの力を必要とせず相手を無力化できる、いわゆる急所を的確に捕らえつつも、彼女は混濁しそうになる意識を必死に保とうとしていた。
この状態で戦いつづける彼女の、驚嘆すべきはその腕か、精神力か。
数合の剣戟の末、油断した男たちが三人、立て続けに切り倒されたた段階で、ようやく男たちは眼前の女エルフが容易ならざる相手だと思い出したのか、次第に目つきを変える。正面の男が、防御に重きを置きつつ、剣を突き出す。
それと連動するように彼女の左右背面の三方から、同時に剣が振り降ろされる。
狼の狩りにも似た、海賊流の戦い方だ。
だが、彼女は盾を頼りに左の男を突き飛ばし、その体を崩すと、今度は右手の男の剣を巧みに巻き込み、正面の攻撃を牽制する。
回転する歯車のように盾をさらに左、背面へと回すと、最後の背面の攻撃をかろうじて捌く。
否・・・。ぎりぎりで彼女の柔肌をかすめた剣が、背の革のベルトを切り裂く。
とたんに、乳房がその重圧から解放され、胸当てを大きくはね上げる。
赤紫に充血した、大きく熟れた形の良い胸が、鋼板の下から顔をのぞかせる。
再び、彼女の体が独楽のように回る。先の攻防でそれぞれ体を崩されていた男たちが、なす術もなく切り捨てられる。
「やっぱり、強ぇや。あの人は」
アイパッチの副長が、巨大な大剣を片手で抜き放つ。
「あんたと技でヤりあって、勝てる人間はこの船にはいねえや。あんたの弱点は
これっきゃねぇかんな」
そして、男は一気に間合いをつめると、力任せに剣を振り降ろした。
「!」
ヴェルフィアが、左の腕に右手を沿えて、かろうじてその一撃をしのぐ。
ついで、逆に突き放すと、右の剣を上段から男の肩口に・・・。
ズドン!
鈍い爆音と共に、彼女の左大腿がはぜ飛び、その体が崩れ落ちる。
副長の左手には紫煙をくゆらせる二連装の短身銃。
「あんたの弱点は、力なんかじゃねぇよ。あんたは力に対抗できる技ぁちゃんともってるかんな。・・・あんたの弱点は、海賊なんかやるには、甘すぎるコトさ」
再び、今度は右の大腿が破壊される。だが、呻きすらあげぬのは流石である。
両足を潰された彼女に、もはや万にひとつの救いもない。
彼女を取り押さえようと、前に出ようとした部下を制し、男は再び短銃に弾丸を込め直す。
「足から潰さねぇと、アンタ、捉えきれねぇからな」
情け容赦ない男の弾丸が、今度は逃げることすら出来ぬ女の両腕を破壊する。
彼女の、両腕両足を破壊して初めて、男たちは彼女の武装を解除した。

再び、ジャケットと帽子だけの姿にされた彼女は、男たちの衆目にさらされつつ、甲板で動かぬ手足をうごめかせる。溶けた鉛の弾丸によって骨まで破壊された手足は、全く彼女の命令に従おうとはしない。
「悪さした報いはうけてもらうぜ」
彼女の性器を責めるT字帯と張り型をひきはがすと、真っ赤に充血し、あえぐように痙攣するその部分に、短銃用の黒色火薬をふりかけ、煙草を押し当てた。
「うぎゃっ!」
性器全体に振りかけられた火薬が、一瞬で燃え上がる。
赤く充血したその部分が、ますます赤く染まる。炎に焼かれ、濡れたように赤くただれるその部分を、男が指でいじくりまわす。そして、もはや動きすらままならぬ彼女の、肩、股間、肘、膝といった関節を一つ一つ、力ずくではずしていく。
「やめてぇ!」
ついに彼女が屈服し、涙まじりの哀願を行う。
だが、男は、そんな彼女の哀願をわずらわしげに聞き流すと、今度はその顎の関節をもはずして、完全にその抵抗力を奪いさる。
そして、その太い指が尿導口にねじいれられ、太いペニスが彼女の肛門に突き立てられた。
副長の挿入を皮切りに他の男たちも一斉に彼女に群がり、思い思いにその痛々しい肉体を貪り、犯す。
あるものは彼女のうめきを洩らす口唇を犯し、あるものはその豊満な乳房と、乳首を細い糸で縛りつけ、ペニスをこすりつける。
そして、副長が指で犯した尿導口に自分のモノを侵入させようとするものも。
股間が引き裂かれるような苦痛に、さしもの彼女もその眼から大粒の涙をこぼして悶え、のたうつ。
口のはしから精液とよだれを垂れ流し、股間の3つの穴からも彼女自身の体液と、男のモノを垂れ流し、無様な姿で虚空を見やる。
次第に焦点のはずれる瞳から流れ落ちる涙に、顔面にそそぎかけられた精液がまじる。
縛り上げられた乳房にこすりつけられるペニスの刺激に、分泌される体液が肉のタンクに充満し、はちきれそうなほどに張れ上がり、血管が浮かび上がる。
だが、きつく乳首を縛り上げられているため、それを放出することもできない。
その上、その乳首を吸われ、歯がたてられる。
もう気が狂いそうだ。いっそ狂ってしまいたい。なぜ、自分は狂うことすらできないのか。
嵐のような蹂躙のもと、彼女は自分の境遇、精神力、そして女であることを呪った。
数時間に及ぶ輪姦の末、彼女は再び船底のあの部屋に連れ戻された。
鎖で繋がれ、ゆっくり休むことすらできずに男たちの欲望のままに犯され、西瓜のように肥大した乳房から漏れ出す乳汁をも男たちに供し、そして自らの乳汁と男たちの精液で飼われながら。

それから、数年が過ぎた。
かつて受けた呪いの所為で、胎内では多重妊娠に多重妊娠が続き、その腹は限界を超えて肥大しきっていた。
これ以上の胎児を抱えることのできないその腹は、時折痙攣をおこして、反吐をあげるかのように羊水と未熟な胎児を吐きだす。
あれからの時間経過を考えると、もっと大きな子供を産んでいても良いはずなのだが、毎月のように着床する胎児は、弱いものから漏れ出すのか、どれも3〜4ヵ月の未熟な胎児ばかりである。
すると、この奥には既に2〜3歳の大きな赤ん坊がつまっているはずなのだが。
すらりとした足を開き、尻を扉のほうに突き出す形で腰をくの字に曲げつつも、肥大した腹は床をこすり、大きく腫れ上がった乳房もあいまって、今の彼女はとても人の形をしているとは言い難い姿であった。
いまもまた、一人の男が彼女の背後から、いまだに甘美な締まりと肌触りを失わぬ、濡れたベルベットのような膣口にペニスを挿入する。
背をまわすことも出来ず、一体誰が自分を犯しているのか確認すら出来ない。
そんな惨めな状況のなか、それでも彼女は顎だけでも後ろを確認しようと巡らせる。
・・・もう、どうでもいいわ。
もはや身動きもままならぬほど肥大した、腹を抱きかかえ、彼女はこの船がいずれかの国の海軍艦に拿捕される時を祈った。
海賊の末路は絞首刑。
その、甘美な解放の時を期待しつつ、彼女は尻から自分を犯す男を横目ににらみつけた。

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