グラドルのフェラ接待

女子高生アイドル。

 あたしは高校で一番可愛くて、一番スタイルが良いけれど、しかしそんなことはグラビアアイドルならば当たり前のことだった。可愛くてスタイルが良いだけでは目立てない。 ではどうすれば良いのか。基本的にはどうしようもない。売れないエロ雑誌にグラビア写真を載せてもらったり、小さなイベントで細々と活動したりしているうちに、偉い人に目を掛けられるようになれば、成功への道が開かれる。ようするに、運次第。
 女子高生をやりながら薄給激務の仕事を続けるのは大変なことだった。
 報われる可能性のほとんどない過当競争の渦に呑み込まれていることを自覚し始めた頃、マネージャーに接待を勧められた。スタッフの偉い人にフェラチオをすれば、今までよりも大きな仕事を貰えるのだという。
 最初は、馬鹿げてると思った。それで成功できる保証もないのに、なぜ見ず知らずのオッサンのペニスを咥えなくてはならないのか。
 でも、数日が過ぎて冷静になって考えてみると、まあ悪くはない話のように思えた。本番セックスをしなくても良いというのが特に心に残った。当時の私は処女だったが、別に貞操観念が強いわけでもなく、たまたま良い相手に巡り会わなかっただけで、性に抵抗感はなかった。もちろん、それは恋人同士であればの話だが、相応の見返りがあるのなら、まあ、考えても良いかな、くらいには思ったのである。
 その後、所属している芸能事務所の人たちから何度か勧められたことで、私はついに折れた。と言うか、何度も勧められて仕方なく、という体裁が整ったのでやっと応じることができたに過ぎないわけだけれど。
売れないアイドルの枕営業
 しかし私はフェラチオ接待を後悔することになる。
 事前に聞いていた話では、グラビア撮影後に偉い人ひとりだけにフェラチオをするはずだったのだけれど、実際は違い、下っ端のスタッフ8人にフェラチオする羽目になったのだった。
 偉い人にフェラチオする役目は事務所のエースが宛がわれ、まだ売れていない私は下っ端スタッフの担当をさせられたというわけだ。当然、その結果として仕事を貰えるのはエースの方であり、私の方は咥え損となる。
 もちろん私はマネージャーに抗議したが、「今のエースだって二年前は下っ端のチンポを咥えていた。これも下積みだ。誰でも通る道なんだよ」と言われ、黙るしかなかった。
 もうひとつの選択肢として、すべてを投げ捨てて帰る、というのがあったが、そこまでの勇気はなかった。私としてはそれもやむなしという心境だったのだけれど、現場はもうフェラチオをさせるのが当然みたいな空気になっていて、とてもではないが無視できそうにはなかった。私がもっと強気な性格をしていたら、きっと捨て台詞を残して帰っていただろう。

 次々に突き出されるペニスの真ん前に私は跪かされた。二本や三本を同時に相手取るのは当たり前だった。ひとつのペニスを咥えながら、さらにひとつかふたつのペニスを手でしごかされた。
 初めてのフェラチオだったけれど、幸いにも、そこまで気分が悪くなったりはしなかった。最低限のマナーは守られているようで、みんな男性器を清潔にしていたのだ。
 ただ、道具のように扱われる屈辱は半端じゃなかった。スタッフによるが、何人かは、咥えさせてる時に私の頭を掴んで無茶苦茶に動かしたりした。グラビアアイドルをそうやって乱暴に扱うことで優越感を満たしていたのだろう。
 中でもひとり、飛び抜けて性格の悪いスタッフが居て、そいつは「手の動きが遅い」だとか「やる気ねえのか」だとか、偉そうな言葉を浴びせてきた。ただでさえ、フェラチオ奉仕という恥辱にまみれているのに、そんなことを言われては、余計に惨めな気持ちになり、そいつに頭を前後に振りたくられた時は、顔面がそれまで以上に真っ赤になってしまった。
 精液は吐き出すことを許されたけれど、当たり前のことのはずなのに、妙に恩着せがましく言われて、それがまた私の癇に障った。「しょうがねえから吐いてもいいぞ」とかなんとか、大体そんなようなことを言われた。
 ひとりを射精させても当然まだまだフェラチオは続き、8人抜きは途方もなく長い道のりに思え、絶望感に頭がくらくらした。
 全員の精液を口で受け終わった時は、顎が疲れ切ってほとんど感覚がなくなっていた。

 フェラチオ初体験以降も、月に一度程度は接待をした。しかしそれでも私はアイドルとして芽が出ず、結局は売れないまま高校を卒業して、大学に入ってしばらくしたら引退した。馬鹿げた話である。
 ちなみに、後で分かったことだが、初フェラの直前に聞いたマネージャーの「今のエースだって二年前は下っ端のチンポを咥えていた」という言葉は、全くのデタラメだった。あの時のエースは下っ端スタッフにフェラチオしたことなんて一切無く、最初からスポンサーや監督クラスしか相手にしていなかったらしい。
 スカウトの時点でずいぶんな差を付けられていたというわけだ。私は数合わせと下っ端の相手のためにスカウトされたのである。それに気付かず、いつかチャンスを貰えると信じて下っ端たちのペニスを咥え続けた私は大間抜けだった。
 そのことを知った時はぼろぼろに泣き崩れ、家に帰ってからも悔しくて朝まで寝られなかった。

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